2018.10.18ブログ
和楽器で人間の感覚を研ぎ澄ます
ワタナベミュージックスクール
箏・沖縄三線の渡邊結心です。
今回は先日お話ししたお箏のお話の続きです。
柱を動かしながらの演奏って目印も何も付いていないのに何を目印に柱を動かしてるの⁈
なんて驚かれたことがありました。
これは“勘”と“経験”と“耳”で柱を動かしています。
和楽器の面白さは人間の感覚を研ぎ澄ました中にありますね。
お正月によく耳にする「春の海」という曲を作った宮城道雄さんも盲目の人です。
津軽三味線なども目の見えない人が生きるために弾いていた楽器。
三味線の音程を取るときも勘所を押さえるなんて言うんですよ。
最近では糸に目印を付けて、そのポジションまで柱を動かす目安にしています。
和楽器は特に音がズレやすい楽器なので、目印を付けていても絃の伸縮、箏は“押し手”と言って絃を押して音を変えるので柱が動いたりと、目印を付けても最後に頼るのは自分の耳です。
和楽器は指揮者がいませんから、合奏となると呼吸を合わせるのも音程を合わせるのも全部人間の感覚に頼るしかないんです。
そこが面白い!楽しい!ピタッと合った時が嬉しい!
そんな魅力的な和楽器で、皆さんも自分の隠れた能力に磨きをかけていきませんか?
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