2018.11.14ブログ
和楽器のチューニングその1
ワタナベミュージックスクール
箏・沖縄三線講師の渡邊結心です。
今日は風が冷たいですね。
いつもより寒く感じます(>_<)
分厚いコートを着るにはまだ早いかしら、
なんて迷っていると寒くて風邪をひきますね。
今日は着る服を間違えたらしくお腹がひえました(;_;)
そんな寒い日もお箏を一生懸命弾いていると温かくなるもので‥。
みなさん、お箏って意外かも知れませんが弾いていると汗をかくんですよ。
絃の張りが結構あるので
“押し手”と言って
音を変える時に左手で左側の絃を押さえたりするのですが
サラリ☆*:.。. ♪
と弾いている様に見えて
弾いている本人は筋トレしている感覚です(笑)
慣れてくるとそんなに気になりませんが
生徒さんは必死です。
もうひと押し!
と発破をかけたりしながらレッスンするくらいです。
お箏だけの舞台だとマイクは付けないので
右手もかなりしっかりした音を鳴らさないと
客席まで音が届きません。
若い頃は細っそりしてましたから
もっと食べないと鳴らせないわよ!
なんて怒られていました。
小さくても細くても鳴らす人は身体全体を使って弾いています。
楽器も体力勝負です。
今回はそんな和楽器たちのチューニングについてのお話をしようと思います。
和楽器は調弦(チューニング)
には1つ1つ名前が付いています。
お箏は
平調子
雲井調子
本雲井調子
半雲井調子
中空調子
乃木調子
楽調子
古今調子
等々
三味線や三線は
本調子
二上げ
三下げ
初めて聞いたときはなんのことやらさっぱり分かりませんでした。
チューナーで音を取るから
なんの音か教えてほしいと思いながら(^_^;)
当時はネットで調べても分からなかったですし
和楽器の本なんてそんなにありませんから
レッスンの時に師匠に聞いて楽譜の横に1つ1つ書いていました。
お箏の楽譜や三味線の楽譜には
最初のページに
お箏は「平調子 一は五の乙」
三味線は「本調子」
と書かれていたりします。
先ずはお箏から
お箏の平調子と言うお調子は
「さくらさくら」や「六段の調」などの調弦です。
「六段の調」のように
平調子とだけ書かれているものは一と五の音が同じ音程です。
「さくらさくら」のように
一は五の乙と書かれていたら
五の音の1オクターブ下の音程をとります。
逆に“甲”と書いてあれば1オクターブ高い音程です。
例えば“巾は九の甲”と書かれている楽譜もあります。
ポップスなどの曲は
1つ1つ音程を書いてくれていますので
その通りに一から巾まで合わせてあげれば曲を弾くことができます。
さて次は三味線や三線について
次回お話ししていきたいと思います(*^_^*)
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