2018.12.01ブログ
仁義礼智信が糸の名称
ワタナベミュージックスクール
箏・沖縄三線講師の渡邊結心です。
今日から12月です!
毎年1年が過ぎるのが早くなっているように感じます。
そんな話を生徒さんとしていたら
実は音楽を始めたきっかけが
歳をとってくると経験豊富になることにより
新しい発見や感動が減ってくるため
1年が早く感じるのではないかと思って
やったことのない音楽を始めてみたんです(^ ^)
というお話をしてくださいました。
新しいことを始めてみて時間の流れはゆっくりと感じられましたか?
と聞いてみると
あまり変わらないような気がします( ´_ゝ`)
そんな(´⊙ω⊙`;)
ですが、
一番最初にピアノを数年習ってから
和楽器を習いに来てくださったので
きっと音楽がお好きなんだと思います(^-^)
1年が早く感じても長く感じても
充実していれば最高ですね(*´꒳`*)
さて、今回は私が昔から気になっていたお箏の絃の古い呼び方です。
お箏は13本の絃があり
一から十と11本目からは斗為巾と名前が付いています。
斗為巾は昔からある絃の名称のまま使われています。
それでは、一から十までを順番に見ていきましょう。
仁智礼義信文武斐蘭商斗為巾
一二三四五六七八九十斗為巾
読み方は
じん、ち、れい、ぎ、しん、ぶん、ぶ、
ひ、らん、しょう、と、い、きん
となります。
どこかで聞いたことのある言葉が入っていますね^ ^
これでお箏を弾いていたのかと思うと驚きです。
「仁義礼智信」は敬学と言って
敬うことを知ることにより恥ずべき心を学ぶ
です。
南総里見八犬伝では「仁義礼智忠信考悌」
という徳目が有名ですね。
今日はその中の敬学の5つの意味をお勉強してみましょう。
「仁」人をあわれみ慈悲を施す
「義」無理のないように万事を理にかなうようにする
「礼」上の人を敬い下になる人をもそれぞれに扱いをする
「智」是非、善悪を弁別する心
「信」偽りのないことを信という
日本の文化て凄いですね!
音楽を奏でながらも人としてのあり方を
いつでも心の中に置いて生活している日常があったんだとうかがえますね。
昔の成人した人達が現代の成人した人達よりも大人びて見えるのは、こういった日常の違い、大切にするものの違いがあるのかもしれないと感じるのでした(u_u)
Archive
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年3月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年6月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
page top